ローワンと魔法の地図
本を読んだので感想を書く。
【ローワンと魔法の地図】
-----------内容---------
ひ弱な少年のローワンが 村を救うため、冒険に出る。
冒険を通して少年は成長していく。 というお話。
-----------補足と感想---------
※少しネタバレを含むかもしれません
- シリーズものの児童小説。小学校3,4年生ぐらいから問題なく読めると思う。
- 作者はデルトラクエスト というシリーズを書いていた方
(アニメ化もされている為、知っている人は多いかもしれない)
- 普通に面白かった
ー 翻訳に癖がなく、読みやすい
ー 一番の盛り上がりの部分を書いた後、ダラダラさせずにスパっと終わっているのがいい。
(デルトラクエストでもそうでしたが、この人の読み物は無駄なヨイショがないため、くどくなくていいです) - 以下の点は気になった。
ー 少し昔話っぽさのあるルーチン感は単調に感じた。
(Aの試練/Bの試練/Cの試練 みたいなの。構成もほぼ同じ。)
ー 主人公があまり苦労していないのに 結果を得ているため、
読んでいて気持ち良くなれない/応援できない。
ー この手の成長モノは「主人公はほかのキャラクターより、一枚多く頑張りを積んでいる>最後にそれが実を結ぶ」という流れがあるから、気持ちよく読めると思うのですが、
本作にはそれがあまりないのは残念。牡丹餅感が強い。